CMの出来が非常に画面映えするものだったので、期待度高めで『バトルシップ』を見に行って来ました。感想などなど・・・
~あらすじをざっくり~
ハワイ沖での多国籍軍による合同演習会の最中、宇宙から飛来した謎の物体が海面に激突する。
調査を命じられた駆逐艦3隻が目にしたものは・・・地球から宇宙に向けて発信した電波を受けやってきた異星人の宇宙船であった。
不信の中放った威嚇射撃が、互いに意図しない戦いの幕を開けることになる。
異星人の張ったバリアによって、一定の海域に閉じ込められた駆逐艦は、レーダーも効かず、戦力も正体もわからない異星人の宇宙船との戦闘にのぞむ。
It’s a small world
本編を見るまでは、もっと全面戦争が起こるんだと思い込んでいました
。でもって、その中での一戦局を描いてるんだと・・・じつはもっと小さな世界での戦闘だったんですねw
ま、レーダーが効かず、航空支援も期待できないという限定的な空間を創りだすのに、異星人の「バリア」というアイディアは確かに効果的だし、おかげで、元ネタのボードゲームの雰囲気を醸し出しつつ、現代戦特有の遠距離攻撃の応酬という絵的に地味になってしまう展開もうまく回避していると思います。
ただ、その中に閉じ込められたのが3隻だけ、しかもすぐに1隻になってしまう、というのは、なんか勿体無いなぁという気も
。
せっかく、空母やら他国の艦船やらいろいろいるんだから、それぞれの特性を生かした大規模な戦闘も見たかったなー。先の先を読んでの戦術みたいなのね。
多国籍軍という設定も、ほとんど活かされてなかったのも勿体無い。浅野忠信は活躍まくりなので日本人としては面白かったけどね。
不幸なファーストコンタクト?
結局、「異星人が何をしに地球にやってきたのかがよくわからん」というのが、最初から最後まで心にひっかかりまくりw
主人公たちは、速攻で「侵略戦争」と決めつけますが、いやいやちょっと待てよと。先遣隊や偵察隊としても、恒星間航行が可能な異星人としては、武装が貧弱すぎるよね。
それに、むやみに好戦的でないところが、またひっかかる。
たしかに一部、無関係の車両や学者に襲いかかりますが、高速道路の橋脚まで攻撃するところを見ると、必ずしも異星人の「武装確認システム」(仮称w)が、地球人に対して正確に機能していないですよね。
また、異星人はハワイの送信施設を占拠しますが、あれだって、好戦的なあるいは、異星人に否定的な地球人が、「母星に増援を呼ぶため」と決めつけているだけで、実際は母星に救援を呼びたかっただけなのかもしれない。
そもそも、地球に降下する際に、1隻の宇宙船(それも通信船)を失うなど、異星人サイドには、恒星間航行中に技術的なトラブルが発生していたのかもしれない。そのせいで、地球人とはコンタクトを採ることもしなかったのかも・・・
結局、異星人は全滅させられてしまうので、最終的には人類にとって、不幸なファーストコンタクトになってしまったんでは、と危惧しながら、映画を見終わりましたw
次は、本気で異星人が攻めてくるで~w
どっこいどっこい
異星人の武装が、地球側といい勝負
。
まあ、異星人側にはいろいろと倫理的な制約とかあって、地球人相手には使えないすげー兵器とかあるのかもしれませんが・・・本気なら、アウトレンジからの攻撃で地球側を一方的にボコれるだけの武装とかあってもおかしくないですよねw
それにしても、ビームや光線系の兵器がないだけでなく、航空兵器もなくて・・・あるのはF91のバクみたいな自律型の兵器だけって、いやまあちょいかわいそうだよ異星人w
個体ではn、パワードスーツみたいなのも着ていて防弾性には優れるけど、ガチの殴り合いでは地球人といい勝負になってしまうしねぇw。貧弱ww
そもそも、母船はあれだけ広範囲にわたるバリアを張れるのなら、自艦の周囲にも張っとけよと言いたいw
総評
いろいろツッコミましたが、見たかった艦船同士の戦闘シーンはなかなかの迫力
でした。ファランクスかっちょえー。
戦艦ミズーリの復活もまた、宇宙戦艦ヤマトを見ているようで燃えました。やっぱ大艦巨砲は大画面に映えますね。
ちなみに、スタッフロールの後に、宇宙船(の脱出艇?)を見つけた中学生と近所の親父が、異星人とコンタクトする、というE.Tみたいな短い映像があります
。
続編への伏線という見方もあるかもしれませんが、私としては、あれこそが、異星人が侵略者ではなかったという皮肉をパロディーにしているように感じました。
「異星人を撃退し、勝利に湧く米軍。
しかし先遣隊を全滅させられ、復讐に燃える異星人は、当初の友好的な目的を見失い、次には地球を簡単に破滅させられるだけの軍を送り込むのだった。
初戦で圧倒的な戦力に破れる地球側。
しかし、その絶望的な戦局を打開したのは、世界の中心としての米国ではない、小さな国家の一地方で育まれた、普通の中学生と異星人のファーストコンタクトだった。」
という、別の映画みたいなのねw
満足度 7点 / 10点満点